Microsoftから2025年3月28日にプレビュービルド26200.5516の更新内容で「Windows 11のセキュリティとユーザー体験を向上させるため、BypassNRO.cmdスクリプトを削除しますとの発信がありました。
この変更で、今まで使えていたWindows11のオフラインセットアップ手法が使えなくなり、セットアップ完了時にインターネット接続およびMicrosoftアカウントが必須になるとのこと。
BypassNRO.cmdの削除は、現時点ではプレビュービルドでの更新内容ですが、数週間以内には正式版にも実装される可能性があります。
正式版に実装された場合の回避策として
Windows 11のセットアップ画面で[Shift]+[F10]キーを押してコマンドプロンプトに「regedit」でレジストリエディタを開き、
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBE」を開く。
その中を右クリックして「新規」→ 「DWORD値(32ビット)」→名前を「BypassNRO」で作成、その値を「1」に設定する。
レジストリエディタを閉じ、コマンドプロンプトに「shutdown /r /t 0」を入力しEnterで再起動。
再起動完了後、インターネット接続とMicrosoftアカウントへのログインを回避できるようになります。
別の回避策
・Windows 11のセットアップ画面で[Shift]+[F10]キーを押してコマンドプロンプトを起動。
・コマンドプロンプトに start ms-cxh:localonly と入力し、Enterキーを押します。
・ローカルアカウントの作成画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを設定。
・設定が完了すると、インターネット接続とMicrosoftアカウントへのログインを回避してセットアップ出来ます。
※Windows11 homeではms-cxhが許可されていない場合があり、この方法が利用出来ない場合があります。